い草の効能(研究発表)
北九州市立大学国際環境工学部助教授 森田 洋 ( 農学博士)の まとめられた「イグサの効能のまとめ」をPDFファイルで掲載しています。
大学でイグサの効能に関する研究を進めておられ、足の臭いが軽減する 効果など様々なものが明らかとなっております。
イグサのすばらしさを再認識して畳の長所を再確認!!
い草の効能
い草は『薬草』
い草を細かくすりおろして灯心部分だけを取り出し、煎じて感染による炎症を抑えるための薬草として利用されていました。(和漢三才図会記録)
い草の抗菌作用
腐敗細菌に対して抗菌作用のあることが明らかとなっており、近年の研究ではレジオネラ菌に対しても抗菌作用が認められています。
い草は足の臭いを軽減する
足の微生物に対しても抗菌効果が認められたことから、畳で足の臭いの軽減も期待できます。
スポンジ構造で有害物質を吸着
い草の髄部は弾力性に富む星状 細胞からなる海綿組織が多数存在しており、スポンジのようなふんわりとした構造が畳の弾力性をもたらしています。
リラックス効果をもたらすフィトン、バニリン!
森林浴の際に空気 中に放出されるフィトンという物質とバニリン(バニラエッセンス)という成分でリラックス効果をもたらします。
健康食品としても注目される
畳だけでなく,食用としての利用も積極的に進められています。63%が食物繊維であり、他の野菜類に比べても非常に高い値です。